夏期講習会に参加しよう

 本年の夏期講習会は
『幸福な人生を築くために
  ―苦難を乗り越える信心』 のテーマのもと開催されます。 夏期講習会は通常の登山とは違い、平成二十一年の御命題達成を目指して、一段と強力に折伏推進をはかり、信行学の実践力を身に付ける大事な講習会であり、御法主日如上人猊下直々の御講義を始め、担当ご僧侶方から信心の基本である仏法の道理や御書要文(ようもん)を学びます。
 暑い中、深い御法門を学ぶことに尻込みする方、一泊登山で大変と思う方もいるのかもしれませんが、御法主上人は
「御(ご)戒壇(かいだん)様ましますこの総本山に集(つど)うことは、それこそ想像を絶するような、すばらしい功徳があるということであります」
(大日蓮十八年十月号十六頁)
と御指南の如く、全国の異体同(いたいどう)心(しん)の同志(とも)が一堂に会(かい)し、日頃の雑事(ざつじ)雑用(ざつよう)に追われることなく終日、御教導(ごきようどう)を受け信心を磨き、友と寝食を共にして貴重な体験談にふれ、親睦(しんぼく)をはかる、この身の幸せは筆舌(ひつぜつ)に尽くし難く、これに勝る果報は他に求められないと思います。
 また御法主上人は、
「もちろん仏道修行というものは厳しい。厳しいのは当たり前であって、やさしい仏道修行などというものはない。修行とは何かと言えば、結局は繰り返し繰り返し、それを錬磨(れんま)していくことなのだ」
(大日蓮十八年十月号八七頁)
と御指南されています。
 教学錬磨が無いために環境に圧せられ、自分の信心が消極的・退嬰(たいえい)的(尻込みすること)となり、いつしか化他行を忘れた観念的信仰になってしまうのです。
 教学は、いたずらに単なる知識を身に付けるものではありません。大聖人様の仏法を身をもって読み、身をもって感ずることによって自己の信心が強盛になるのです。
 創価学会を脱会して初めて夏期講習会に参加した方は、
「猊下様自らの御講義の素晴らしさに感動した。学会との違いに改めて驚かされました」
と喜びの感想を述べていました。
 決して旅行や遊びではない、仏道修行である夏期講習会に万難(ばんなん)を排(はい)して参加し、自らの人生の真の意義に目覚め、深い歓(よろこ)びに浴そうではありませんか。

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