御報恩御講住職指導(令和8年3月)
宗祖日蓮大聖人様は『阿仏房尼御前御返事』に、「此の度大願を立て、後生を願はせ給へ。少しも謗法不信のとが候はゞ、無間大城疑ひなかるべし」と仰せであります。私たちの信仰は言うまでもなく、まずは自身の現世安穏後生善処の為にも、日々一生成仏という崇高な境界を目指し、慈悲に満ち満ちた境涯になれるよう、多岐に亘る信心修行に励み、その功徳利益をもって大聖人様の御遺命たる広布大願に向かって、万分が一でもそのお役に立てるよう下種・折伏に励んでいくことで肝要であります。そして、そうした信心を基軸とした生活を送るなかで気を付けるべきことが、自ら謗法の恐ろしさとその害毒を充分肝に銘じ、謗法を遠離し徹底して邪宗謗法の恐ろしさを弘め伝えていくことであります。さらに、御本尊様に対する絶対的確信をもって、無始已来積み累ねてきた自身の謗法罪障を消滅して行くことも非常に肝要なことであります。
なぜならば、過去世からの罪障による因縁こそが、すべての不幸の果報を招き生ずるからであり、そうした負の因縁宿習を消し去ってこそ、大聖人様の「謗法不信のあかをとり、信心のなはてをかたむべきなり」との御教示を体現するものと深く拝するところであります。
今、世の中には謗法が多く充満し、その垢がありとあらゆるところに蔓延しております。それが邪宗邪教の神社仏閣であったり、いかがわしい新興宗教の施設であったりと、できれば邪宗謗法に近づくことがないよう気を付けるべきであります。さらに昨今の世界各国を見回しても、恐るべき邪宗謗法による悲惨な現状が浮き彫りとなっております。
よって私たちは、本日の拝読御書にもありますように、身近に謗法が存しまた、止むを得ず謗法に近づく機会もある以上、大聖人様が「浅き罪ならば我よりゆるして功徳を得さすべし。重きあやまちならば信心をはげまして消滅さすべし」と仰せのごとく、日頃からしっかりと功徳を積み累ねるべく信行の実践に励み、多少の謗法にも打ち勝つほどの境界を確立し、十四誹謗といった謗法を自ら犯さぬことは当然のこと、過去世已来今生現世に至る謗法の悪因悪縁を確実に断ち切るべく、謗法厳誡の宗是を固く守っていくことが大事大切であります。
さらに、毎年の御会式にて拝読する第五世日行上人の申状に、「悪人を愛敬し、善人を治罰するに由るが故に、星宿及び風雨皆時を以て行らず。謗法の悪人を愛敬せられ、正法の行者を治罰せらるるの条、何ぞ之れを疑わんや」との御教示が、現実として昨今の厳しい猛暑や豪雨による水害、今日の渇水による水不足などの現状となっておりますように、長らく続いていた創価学会与する公明党が自民党との連立与党を離脱した今こそ、国内における現状を鑑み進んで謗法の恐ろしさを弘め伝え、正法に帰依せしめることができるよう邪宗謗法を破折して行くことが、令和の法華講衆たる私たちに求められている使命であり責務であります。
そして、折伏についても御授戒や勧誡を受けた方々が、「御本尊様ヘの確信を抱き、自ら進んで総本山へ登山し、足繁く寺院に参詣し、自立した信心を行じることができるようになり、初めて真の折伏成就に至る」と心得て、下種・折伏に臨んで頂きたいと念願いたします。来月はいよいよ折伏強化月間となります。皆様にはその重要な月を迎えるに当たり、一つの誓願を立て意を決して御精進頂きますようお願い申し上げます。

