一如 令和5年1月号

住 職 よ り

   新年之辞  住職 平山信憲
 妙眞寺総代各位をはじめ、檀信徒の皆様には、令和五年『折伏躍動の年』の新年を清々しく迎えられ、誠にお目出たく存じ上げます。
 さて、本年は宗祖日蓮大聖人御聖誕八百年慶祝記念総会並びに慶祝記念総登山が行われ、更に妙眞寺創立九十周年、法華講結成七十五周年という佳節に当たります。慶祝記念総登山の日程につきましては、予定の段階ではありますが十二頁に記載されておりますので、皆様には、お一人も漏れなく御参加頂きたく存じます。
 また、妙眞寺創立九十周年に当たり、当面は創立百周年の本堂・庫裡新築事業を念頭に置いておりますが、昭和三十七年の新築以来、経年劣化著しい状況下と、平成二十二年に妙眞寺が宗門復帰した当時、あらゆる什器備品の新調を行いましたが、既に十二年の歳月が経過し、特にエアコン等電機製品の劣化が進んでおります。ここ数年間、本堂及び本堂控室の畳の表替えや、照明の全LED化、本堂エアコンの新調などを行ってきましたが、現在本堂御宝前の雨漏りや、本堂東側のトタン屋根の劣化が激しく、更に妙眞寺境内道路面の外壁の改修を、目黒区から要請されております。
 本年は、この三点をはじめ、新調改修せざるを得ない点につきまして、妙眞寺総代会にて稟議にかけ、更に外壁の改修につきましては目黒区とも話し合った上で、来たるべき大地震による倒壊の危険性を回避する為にも、実施していくところであります。
 どうか、九十年という歴史と伝統を持つ妙眞寺僧俗と致しまして、その誇りを胸に名実共に寿ぐことができますよう、弛まざる信行の実践に励み、未だ終熄の兆しが見えないコロナ禍をはじめ、物価高騰や世界各地での内乱や戦争、自然災害相次ぐなか、どうか御本尊様の功徳利益をもって、自身の安穏なる境界を築き上げ、こうした混乱する世情において、苦悩に喘ぐ多くの方々の笑顔を取り戻し、勇気と希望を持てるよう、率先して折伏逆化の行業に共々精進して参ろうではありませんか。
 皆様方には、愈々の御健勝と御精進を心よりお祈り申し上げ、年頭に当たり新年之辞といたします。

御報恩御講(12月11日・午後の部)

御法主日如上人猊下御言葉

   新 年 之 辞      日 如

 立宗七百七十一年の新春を迎え、全国法華講員御一同には、清々(すがすが)しく新年を迎え慶賀の至りに存じます。
 扨(さて)、本年「折伏躍動の年」は、全国の各講中共に僧俗一致・異体同心の団結をもって、破邪顕正の大折伏戦を果敢に展開し、以て一天広布へ向けて大きく躍進すべき誠に大事な年であります。
 特に今、依然として新型コロナウイルス感染症の勢いが止(や)まず、各方面に多大な障害をもたらし、世情騒然とした状況を呈していますが、しかし斯(か)くなる時こそ、私共は『立正安国論』の御聖意(ごしようい)を拝信し、異体同心・一致団結し、一天広布を目指して身軽法重(しんきようほうじゆう)・死(し)身弘法(しんぐほう)の御聖訓を胸に決然として折伏に立ち上がり、この難局を乗り越えていかなければなりません。
 大聖人は『聖愚問答抄』に、「今の世は濁世(じよくせ)なり、人の情もひがみゆがんで権教謗法のみ多ければ正法弘まりがたし。此(こ)の時は読誦・書写の修行も観念・工夫・修練も無用なり。只折伏を行じて力あらば威勢を以て謗法をくだき、又法門を以ても邪義を責めよとなり。取捨(しゆしや)其の旨を得て一向に執する事なかれと書けり。今の世を見るに正法一純に弘まる国か、邪法の興盛(こうじよう)する国か勘(かんが)ふべし」と仰せであります。
 この御文を拝する時、今日の新型コロナウイルス感染症による擾乱(じようらん)も、遠くその原因を尋ぬれば、ひとえに邪義邪宗の謗法の害毒によるものであって、斯くなる時こそ私共は、「只折伏を行じて力あらば威勢を以て謗法をくだき、又法門を以ても邪義を責めよとなり」との御金言の侭(まま)に、一人でも多くの人々に妙法を下種し、折伏を行じていかなければならないのであります。
 依って『立正安国論』には、「嗟呼(ああ)悲しいかな如来誠諦(じようたい)の禁言に背くこと。哀れなるかな愚侶迷惑の麁(そ)語に随ふこと。早く天下の静謐(せいひつ)を思はゞ須(すべから)く国中の謗法を断つべし」と仰せられ、国中の謗法を断つことこそ、解決のための最善の方途であると仰せられているのであります。
 されば、大聖人は『持妙法華問答抄』に、「『三界は安きこと無し、猶(なお)火宅の如し』とは如来の教へ『所(ゆ)以(え)に諸法は幻の如く化(け)の如し』とは菩薩の詞(ことば)なり。寂光の都ならずば、何(いづ)くも皆苦なるべし。本覚の栖を離れて何事か楽しみなるべき。願はくは『現世安穏後生善処』の妙法を持つのみこそ、只今生の名聞後生の弄引なるべけれ。須く心を一にして南無妙法蓮華経と我も唱へ、他をも勧めんのみこそ、今生人界の思出なるべき」と仰せであります。
 正しくこの御文を拝し、今日の混沌とした世情を見る時、その原因が邪義邪宗の謗法の害毒によることを確(しつか)りと見極め、今こそ破邪顕正の折伏を実践すべく、講中全員がその使命のもとに異体同心・一致団結して立ち上がり、折伏誓願達成・一天広布へ向かって大きく前進されますよう心から願うものであります。
 宗内僧俗各位の愈々の御健勝と御健闘を祈り、新年の挨拶といたします。           以上

   妙 教 令和五年一月号より

年納め夕勤行(12月25日)

妙眞寺よりお知らせ

★一日(日)は、午前〇時より元朝勤行、午前九時より広布唱題会・永代御経日を行います。また、午前十時、午後二時より、元旦勤行並びに永代御経日を奉修いたします。二日、三日は、午前十時、午後二時より、新年初詣りを奉修いたしますので、御都合の宜しい日時に、新年の初詣りにお越し下さい。法華講新年初登山の休憩坊は、二日は総二坊三階全フロア、三日は総二坊2CDになっております。
★十日(火)午後一時四十五分より、品川・妙光寺において、東京第二布教区折伏推進僧俗指導会が開催されます。参加割当は四名となっております。なお、二月は、八日(水)午後六時四十五分より、新宿・大願寺において、広布推進会が開催されます。
★七日(土)午後七時、八日(日)午前十時三十分・午後二時から、宗祖日蓮大聖人御報恩新年初御講を奉修致します。また、八日(日)午後一時より、若葉会御講を行います。
★一月九日(月)は成人の日となっております。妙眞寺にて成人詣りを行いますので、当該の子女各位には寺院まで願い出られて下さい。なお、成人詣りにつき十八歳乃至二十歳かは、それぞれの御家族の御判断にお任せいたします。
★一月は二日より三十一日までの間、一月度唱題行を行います。妙眞寺にては所定の日時に行いますので予定表を御確認下さい。

大掃除並びに年納め夕勤行を終えて