勤行・唱題・お珠数について (平成28年1月)

勤行とは

 

勤行は「勤めて善法(ぜんぽう)を行う」ということです。

仏さまの前でお経を読み、礼拝供養(らいはいくよう)することをいいます。

日蓮正宗においては、御本尊様にむかって、法華経の方便品第二と寿量品第十六を読み、南無妙法蓮華経のお題目を唱えることを勤行といいます。

この勤行は1日に朝と夕方の2回行い、御本尊様に仏(日蓮大聖人様)・法(御本尊様)・僧(第二祖日興上人様)の仏法僧の三宝様へ報恩感謝申し上げ、また広宣流布(世の中に日蓮大聖人様の教えが広まり、人々が幸せになること)や、自分の願い事をご祈念し、ご先祖様の追善供養のご回向などを行います。

この勤行を毎日欠かさず、真心をこめて行うことによって、私たちは本当の幸せの人生をおくり、困った時や悩んだ時には御本尊様が力をかして下さいます。

 

勤行の姿勢

 

勤行は、きちんとした身なり、服装で行うことが大切です。

また御本尊様の前では姿勢を正し、胸の前で手を合わせ、御本尊様の南無妙法蓮華経の妙の字を拝します。

また、唱題する時は、「お題目の唱へ方は、身に油断怠りなきよう、意(こころ)に余念雑念なきようにありたい、口より出す声は早口であったり粘口(ねばりぐち)であったりしてはならぬ、落ち着いてしっかりと尻強(しりづよ)に中音に唱へねばならぬ、唱ふる数には定まりがない、多くとも少なくともその人の都合であるが、身体の方は両の手を合わせて指先が鼻の下に向くように、眼は確かに御本尊に向かふように、そうして身体中がよろこびでぞくぞくするようにありたい、御本尊とわれらと一体不二(いったいふに)に成るまで励まねばならぬ」と、第59世日亨上人様(にちこうしょうにんさま)が仰せになっています。

ですから、私たちは勤行と唱題を生活の中心として、御本尊様のすばらしいお力をいただいて、毎日の人生をおくることが大切です。

そして、何か願い事があったり、困ったことがあったら、真剣に御本尊様にお題目を唱えることが大切です。

 

合掌のしかた

 

左右の房のうち、2本の房の方を父珠(ちちだま)といい、
3本の房の方を母珠(ははだま)といいます。

父珠の方を左手中指にかけ、中央でさせて母珠の方を右手中指にかけます。
交差させるのは勤行や唱題をして積んだ功徳をもらさないようにする為です。

お数珠はもむものではありません。
また、糸がきれたり玉やふさが破損したら、お寺に持ってきて下さい。

お数珠は仏さまを思うように大切にしなければいけませんから、床や畳の上に直接おかないように大事にあつかってください。

 

合掌のしかた                    

 

合掌

 

太鼓のたたき方